図書館で椹野道流先生の『奇談』シリーズを借り続けてはや20冊オーバー。最初はやたらとおとめチックな表紙がアレで、いい年した妙齢の女性が借りるものではないだろうなと予約カウンターの視線を受けるのがちょっと恥ずかしかったのですが、最近は全然。ええ、もう全然です。中身を確認されてもヤバげなイラストは絶対ないと確信できるので、中確認オヤジにも堂々と対応できるんだ!!
残すはあと3冊ですって。えー、もうこれで終わりかよ!!みたいな。


■忙しい人のための奇談・ここまでのまとめ■
攻ポジの天本先生は表向きは売れっ子小説家、でも裏は凄腕の追儺師だぜ!夏は弱いが寒さには強い、美貌のハーフなんだぜ!ケクイイ。
受ポジの敏生君は行き場がなくて天本先生に拾われたんだけど、天性の才能を生かして天本先生の助手になる、こちらもなんと人間と精霊のハーフ!
数々の事件を解決し、お互いが意識し合って9冊目でようやく接吻、20冊すぎで同衾しつつ性教育(会話のみ)とカメのような歩みですが、心の絆は誰にも断ち切れないものがございます。家族というより、一つの魂となっております。ええのう。


そして二人に立ちふさがる天本先生の父親、トマスさん。彼が黒幕となり暗躍してどんどんどす黒い話に進んでおります…。トマス父が『試練を与えて導く』とか言いくさって天本先生にキーとなる絵を送りつけたりするですよ。それはなんと12枚のセットだそうで、現在は2枚目が出たところ…。あああ、風呂敷がでかすぎて、先が見えない。残りはあと3冊なのに、これ、ちゃんと完結するんだろうか…気になるじゃないか!!


オイラの神・椹野道流先生のお話は、日常生活の描写がすばらしく良いんですよ。なんてことない日常なんだけど、この幸せな時間が永遠に続いてほしいな、と祈らずにはいられないほどの暖かさ。この切なさと紙一重の幸せな日常がオイラは大好きなんだ!!
だから、余計読むのがつらくなってくる…トマスは死んでしまえとか思ったり。

尋牛奇談 (講談社文庫X文庫ホワイトハート)

尋牛奇談 (講談社文庫X文庫ホワイトハート)

特筆すべきは何冊か前から出てきた千年を生きる妖魔の術師、辰巳氏ですよ。彼は下僕に人間の予備校生・足達君を従えて、精気を吸い取って餌にしているらしい!!彼らのおかげでグッとBL路線になったところですが、天本先生と敏生君の関係は相変わらずでございました。
ああ、あと3冊で終わっちゃうぞ、一気読みしたからなんかさみしい!!


楢崎先生とまんじ君 (二見シャレード文庫 ふ 3-14)

楢崎先生とまんじ君 (二見シャレード文庫 ふ 3-14)

ちょっと前に読んだ、まんじ君が可愛くてしょうがねえや!!!
個人的にはあの医師夫夫が出てきて病院で弁当食ってる姿に涙が出そうでした(大好きなんだぜ)