9冊目・どうやら自分は『刑事×●●』っていうのが好きらしい!法医学者と刑事の本音 法医学者と刑事の相性2 (キャラ文庫)作者: 愁堂れな,高階佑出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2010/08/27メディア: 文庫 クリック: 29回この商品を含むブログ (5件) を見る

あの告白を忘れたとは言わせねえ。いつまで待たせるつもりだよ。法医学者・冬城の目下の悩みは、警視庁捜査一課の刑事・江夏の告白。無精髭の冴えない外見に反して仕事熱心な男――惹かれているのに素直になれず、「付き合え」という言葉もなかったフリで逢瀬を続けている。ところがある日、自宅付近で身元不明の他殺体が発見!! 現場で久々に会った江夏は、なぜか冬城と目も合わせようとしない。俺に惚れてたのは嘘だったのか…? 動揺する冬城だが!?(あらすじ)


去年私が1巻だけ読んでワクワクしちゃった本の続編ですね。
いやあ、去年本当に全然読まなかったんだなあとしみじみ思います。こんな面白いの続編読んでなかったなんて!
そんな「いつか読もう」的な積読が100冊近くあるなんて…しかも新刊もチェックだし、今年は大変ですよ!!


『俺はフユキ、31歳の法医学者だぜ!イケメンゲイで月島在住!!1巻でノンケのアラフォー刑事にコクられたんだがツンデレの俺的にはすんなり返事できるわけねぇ!だって恥ずかしいじゃないか///!!なんてウヤムヤにしてるうちにどうやらアイツは心変わりしちゃったみたいだぜ!!何、合コン、アイツが!?ナンテコッタイ!!畜生おかわり!!』
って感じであらすじから見ると刑事が悪者ですが、そんな刑事にも言い分があるんですよ。


『俺の名前はエナツ、無精ひげが素敵なバリバリ刑事の39歳だ。畜生モサイとかオッサンとか言うな!!俺はノンケだがゲイのフユキに乗っかられてアイツのかわいらしさに開眼!思い切ってフユキに想いを伝えたのに答えは保留ってなんじゃそりゃ!?男と付き合ったことなんてないし、どうやって誘ったらいいのかわかんねえし!!思い切ってもんじゃに誘えば、アイツは俺の誘いを断った挙句に家に元カレ連れ込んでやがるし!どうなってんだコレ!!なんだうるせえ後輩あっち行け!!』
って感じ。そこに殺人事件が絡み、ギクシャクしながらも顔を合わすんだけど…。
ちゃんと読みやすくお互いのサイドから時系列を追ってくれてるのですごいわかりやすい。
んで、フユキかわいい。エナツが好きだけど素直になれない自分に大後悔して泥酔して泣き出すとか、すげえいい子だし。江夏氏も全然ヘタレじゃないぜ。何でも言い合えて、それでもお互いをさりげなく気遣う!!二人ともお似合い!すごい好きなカップルだ。
ダブルバインド/英田サキ』シリーズに攻も受も似てるんだけど、どちらも好き!私はこういうパートナー的なカポがツボになってきてるようです。
あと特筆すべきは高階祐先生ね。すばらしいな!!!

関係ないけどこれ、CD出てるんだね。買おうかな。遊佐さんだし。