8冊目・そろそろこの先生から卒業する時期かもしれない消エル蜜月 (二見書房 シャレード文庫)作者: 義月粧子,わかな出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2010/09/22メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見る

天涯孤独のソラの前に、亡き祖父を恩人だという投資会社社長・高梁が現れる。高梁はソラの貧窮ぶりに同居を提案、働き先まで紹介してくれるという。降って湧いた幸運に不安を覚えつつも飛びつくソラ。だが高梁は、情に篤い紳士…ではなく、強引且つ魅力たっぷりな食えない大人だった。きみが誘ったんだろ?―高梁は甘い声音で、何も知らないソラの身体に快感を教え込んでいく。今まで経験したことのない、誰かに強く求められる感覚。愛撫のひとつひとつに喜びを感じるソラだったが…。 (あらすじ)


私がBLを知ったばかりの頃、この先生選んどけば間違いない四天王のうちの一人でございました。
なのに、なんでだろう。近刊はことごとくハズレです。つまらないわけではないです、ただ私の心に響かない。シチュエーションは泣けるはずなのに、読み終わるのが異様に早いんだな。
この先生の短いセンテンスがスカスカに思わせるんだろうか。余分な単語を全て剥ぎ取った文章はあっさりしすぎてて、最近は特に顕著になってるようなきがする…。
まあ、きっとこれは自分が期待しすぎるから!!とセルフ分析済みですよ。
好みは変わっていくのです、今度から過度な期待を持たずにさらりと楽しむ先生という認識で挑みたいと思います。


不幸受けは大好きなはずなのですよ。この本の受の不幸ッぷりはなかなかのものですが、なんというか感情移入できないのはなぜだろうか。きっと冒頭から「うわぁ、うさんくせえ攻」と「頭の弱そうな受…」と思っちゃったのがいけないんだろうか。読み進めてみると受の子は身の程をわきまえてたり攻様は少し頑固なものの話せばわかりそうな感じだし。
最後のほうは唐突でした。なんで木下が!?みたいな。木下豹変しすぎ。
うううう、きっと先生の書く文章から得られる情報がすくなすぎんじゃないか、私には伝わらないぜ!!ッてことなんだろうと思いました。