★★★★★  BLに行く直前、崖の淵でギリギリ踏みとどまってる天本先生って感じが!!!人買奇談 (講談社X文庫)作者: 椹野道流,あかま日砂紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/07/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る泣赤子奇談 (講談社X文庫)作者: 椹野道流,あかま日砂紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/10/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る八咫烏奇談 (講談社X文庫)作者: 椹野道流,あかま日砂紀出版社/メーカー: 講談社発


堪野道流先生を制覇するため、予約して図書館で借りております。
ちょっと乙女チックな表紙で、こんないい大人が借りるモンじゃない感じです、いかにも『たのまれちゃってぇ〜』感を演出しつつ窓口にて引き取るんですがね、絶対顔ばれしてるんで今さらって感じなんすよ。


現在3巻まで来ました。
1巻で天本先生が敏生の寝姿にドキドキしつつ「うぉぉこいつは男だし!!いかん目を覚ませ!俺ェッ!!」と我に帰っちゃって未遂。
2巻では敏樹が女子高生にドキドキする様をみてあからさまに不快感を示す天本先生。敏生も先生に好意を…でも進展せず。
3巻では温泉地へ!ゆかたが盛大にはだけた爆睡敏生を見て「しっかりしろ俺!でもちょっとだけ…いやいやいや!!」と葛藤する先生。


しかし進展しません、なんも。
敏生は天本先生への好意を「先生が一番大事です、好き好き」と示しますが、それは何となく家族に対する親愛の情に似ている感じ。
一方の天本先生は完全に違うスイッチが入っちゃってる感じです。でもヘタレなので行動は起こさないし、無理やり理性を総動員させておられます。


これはBLじゃないんだろうな、でも文章の端々にあと一歩の危うさが潜んでいるんですよ、それがまた…いっそくっついてくれた方が安心して読めるんだがね!!
売れっ子小説家で裏稼業では霊障を払う「追難師」として日々戦い続ける天本さん(26)と、先生の「助」として共に闘う半精霊の敏生くん(18)
彼らの悪霊との戦いも手に汗握る展開でドキドキですよ!
先生は敏生と出会うまで「助」を持たなかったらしいんですが、いつもピンチで敏生に助けられています。3巻なんか、ボスを倒したのは敏生ですw
そんなので今までよく生きてこれたなあとちょっと思った。敏生えらいw


やっべえ面白いぞこれ!!
BLじゃないけどね(今のところ)オカルト好きにはたまらないお話でございました。はやく4巻が来ないかな。