★★★★★  −−−−おやすみ、愛しいエイリアンサミア (CITRUS NOVELS)作者: 須和雪里,門地かおり出版社/メーカー: 宙出版発売日: 2008/12/09メディア: コミック購入: 3人 クリック: 31回この商品を含むブログ (20件) を見る友則(山奥の高校生)× サミア(漂流するエイリアン)他


BL黎明期に活躍した小説家・須和雪里の「サミア」「いつか地球が海になる日」を、門地かおりのイラストで復刻。

「好きだよ、私の特別な人……」
ごく普通の高校生・友則が出会った謎の美形外国人は、なんと宇宙からやってきたエイリアン。しかも、友則に「殺してくれ」と頼んできて……。困惑しつつも彼に “サミア”と名付けて一緒に暮らす内に、辛い運命に苦しむサミアを好きになってしまう友則。ある嵐の夜、「体が見たい」と言われた友則は――。少年とエイリアンの切ない純愛を描いた表題作「サミア」ほか、「いつか地球が海になる日」、単行本未収録作「ミルク」と書きおろし「ミルクの後で」を加えた傑作短編集。


門地先生の表紙をみて購入を決定した本。こんなきれいな表紙のBL初めて見た。
ついでに言っちゃうと、挿イラストがないんです。一話のタイトル部分にアイキャッチが入るのみ。それがまたよかった。ビジュアルでは表現されなくてもきちんと脳内に再現される、そんなお話だった。


表題作・サミア  素朴な高校生 × 安息を求めるエイリアン
 やべえ、私はこういうのも行けるんだな、と思い知った本。サミアぁぁぁぁ(涙)


いつか地球が海になる日  変態高校生 × 同級生男子 
 主人公の男の子はド変態。だって自分が変態だっていいはるんだから超ド級の変態なんだろう。その少年の心に潜む叫びが……(涙)


ミルク  元人間のハムスター × 優等同級生
 なんでか、これが一番号泣した。ハムスターになってしまった高校生が、自分を忍んで泣く同級生を必死になってなだめようとする姿…(号泣)


やべえ、ちゃんと書きたい!!
短編3つだけどもったいない、ちゃんと1つの話で1冊書いてほしいくらい面白くて泣けた。これは15年くらい前のお話らしいんだけど、とてもよかった!!この作家様、もっといろいろと読んでみたいんだけど古すぎて手に入りにくいみたいだ。残念…。


と思っていたら、図書館検索に大量に引っかかった。やった、読めるぞ!!
また図書館に行きづらくなるけど、そんなの関係ねえ!!読むぞ!!