5冊目・椎崎先生の総集編っぽい感じでスペアの恋 (幻冬舎ルチル文庫)作者: 椎崎夕,陵クミコ出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2010/12/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る

在宅勤務のSE・槙原俊は、仕事明け、玄関を出るなりその場で昏倒。気がつくと、アパートの隣人・渡辺研一とその息子・孝太の家で介抱されていた。俊は研一に感謝するが、研一の態度は冷たく、その印象は最悪だった。しかしなぜか孝太は俊に懐く。ある出来事から、俊は研一の仕事中、孝太の面倒を見ることに。やがて研一との距離も縮まるが…。(あらすじより)


……読みにくい。
まず、年が近いこともあるんだろうけども、お互いが「あんた」と呼びあうのをやめるようにしてほしい。口調も似ているのでどっちが会話してるのか大混乱です。こんな読みにくい文章書く先生だっけ?
あと、幼児をだすBLに総じていえることなのですが、今時の5歳くらいの男の子はあんなに可愛く喋ってくれませんぜ。
子供出す予定の先生は「所さんの笑ってこらえて」あたりで幼稚園児の生態を把握すべき。
まあ攻の子供は心に激しく傷を負ったトラウマもちということなのであれで良いのかもしれないけど…。
クズ母親とか、はあちゃんの存在とか、いろいろと引っかかるところがあったんだけど、一番引っかかったのは『スペア扱いしていたクズ野郎があっさり引き下がったこと』コレは拍子抜け。
最後にバトル化するかと思ったのに、あっさり引き下がったのにはどうかと思った。このクズが「意図的に血縁との仲を裂くようなまねをしていたかも(ほぼ確定)」と知ったのならもっと激怒するべきだと思うんだがなあ。


一言で言うと『あ、椎崎先生』だとおもった。
どこかで読んだような…登場人物もあの本とあの本とあの本とを混ぜて抽出した感じになってる。
椎崎先生を読んだことない人に「どんな先生か」と尋ねられたらこれを出せばいいんじゃないかと思えるくらい、良くも悪くも『椎崎先生』だった。
いろいろと引っかかって泣けなかったよ…。

でも自分が椎崎先生薦めるんだったら迷わずコレ↓だけどな。

三十二番目の初恋 (幻冬舎ルチル文庫)

三十二番目の初恋 (幻冬舎ルチル文庫)

これは自分的に激ストライクだったため。


2011新年から現在まで読んだもん覚書(〜1/14)

フェイク (ラヴァーズ文庫)

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1冊目・いつものあの人たち+神宮の元恋人。どこまでいっても刑事は受。
片恋の唇(クロスノベルス)

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2冊目・クールな眼鏡のヤクザ補佐×子犬。あれ、コレなんかのスピンオフっぽい。
散る散る、満ちる (ショコラノベルス)

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3冊目・年下鈍感部下×一歩引き続ける上司。これはよかった。キンピラが出るたびに泣いた。
何だ、泣けてるじゃん。
祈り (ガッシュ文庫)

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4冊目・麻取上司×贖罪を希望し再生を祈る新米麻取。コレは感動というか、痛いほうで泣いた。
なんというか、あまりいい泣き方ではない…。