■ラブリー

もうずいぶん昔の話だけど、私の王子様は小沢君だった。
20歳前後は本当に小沢君のことが好きで好きで、あんな人になれたらいいなと思っていた。
異性に対する憧れじゃなくて、自分が小沢君のようになりたかったんだよ。今何しているのだろう、もう一度会いたいよな。


…なんていきなり言いだしたのは、部屋の掃除をしているから。
そして、小沢君のライブ『village』のビデオを見つけてしまったから。


家にはもうビデオデッキがない。だからこれは見ることができないんだけども、いらないと言って捨ててしまうのもなんだしな。出来る限りモノを捨てて身軽になりたいのに、そんなものばかりで困る。
そんなことをちょっと悩んでいたら、自分の重苦しい灰色の青春時代なんかを思い出してしまった。



うん、私も今後はほくろをラブリーって呼んでみるよ。ますます周囲から浮くだろうけど構うもんか。
ちなみに私は声も好きだが、彼の歌詞がすごく好きだ。たまに会話の端々に出ちゃうのもそのせいだ!!

ちょっと思い出の曲。ポップな曲調と明るい声の中に切なさとあきらめと祈りが少しづつ混じってるような、そんな歌詞が好き。