アラブ連読(漫画含む)6冊目・ついに王族がラクダに乗った話に遭遇

砂漠の月は青く燃ゆ (アズ・ノベルズ)

砂漠の月は青く燃ゆ (アズ・ノベルズ)

サラディーン(謎のターバン男)×蒼(天然癒し系アナウンサーの卵)


新人アナウンサーの蒼は番組収録で訪れたエジプトの遺跡で、怪しげな取引に巻き込まれてしまった。漆黒の双眸、精悍な顔立ち、まるでファラオの生まれ変わりのごとき強いオーラを放つ男、サラディーンに監禁され、蜜の媚薬の責めを受ける破目に陥った蒼。すべてを握る鍵…それは謎の『青の書』だというのだが…。神秘的な青い月の下、砂の大地に繰り広げられる甘く滴るロマンシング・ミステリー書き下ろし。 (あらすじより)


舞台はエジプト、番組の取材に訪れた天然アナウンサーの蒼君がいつの間にか先輩がらみの陰謀に巻き込まれる。なんだかわかんないうちに拉致されて、なんだかわかんない人にあんなことやこんなことをされてしまう!!この人の正体は?先輩は一体何を隠しているのかッ!古代ノ遺跡を舞台に繰り広げられる愛と欲望とサスペンス!という感じ。
しかし、ラストは『サラディーンと一緒にいたいけど、自分には日本でやらないといけないことがある』と別れを覚悟する蒼君ですが、サラディーンがある行動をとります。それが私的にはドッチラケという感じでした。架空の国の金持ちならいざ知らず、エジプトってそんなかんたんな国じゃないだろうに〜みたいな。


エジプト人は頭に布をかぶらず、ターバンを巻くということです。いかんね、実にイカン。アラブと言ったらやっぱり頭の布(カフィーヤ?)じゃないのかね。黒髪黒目の美丈夫という王族設定はとても好みだったのに、ターバンかぁ…。
それにさ、特筆すべきはラクダと砂漠と月!!!
ついに王族が、ラクダに乗って、砂漠に出たよ!!初ラクダでおいら感動しました。やっぱラクダだよな!!