★★★☆☆  女主人の存在が醜悪すぎてちょっとアレ閉ざされた初恋 (リンクスロマンス)作者: 名倉和希,緒田涼歌出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2007/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る市之瀬(救い出したいクール眼鏡)× 尋人(救い出されたい健気少年)


両親の会社への融資と引き替えに、大企業を経営する桐山千春の愛人として引き取られた、繊細な美貌の黒宮尋人。『十八歳までは純潔なままで』という約束のもと、尋人の生活は常に監視され、すでに三年が経っていた。そんな尋人の唯一の心の支えは、初恋の相手で洗練された大人の男、市之瀬雅志と月に一度だけ逢える事。今でも恋心を抱いている雅志から「絶対に君を救い出す」と告げられるが、愛人として身を捧げる日は迫っており―。 (あらすじより)


あかん、読んだ後気分が悪くなってきた。


会社を救うために夢も希望も自由もない女社長の処に身をゆだねる健気な受。幼いころから受を見守りつづけた攻。
家庭の事情でちょっと目を離したすきに愛しい受を見失い、ようやく探しあてて救出を誓う熱い攻様!(でもクール眼鏡)
泣ける純愛は私の鉄板のはずなのに、だんだん胸糞悪くなってくるのは、やはり女主人(50代マダム)があまりに受け付けなかったのだろうと…。
BLだったら、ここは一つ『旦那様』でお願いしたいところだ。…それじゃありがちか!!
桐山サイドで唯一の良心はナオ氏だけだったのか、と!あの存在にちょっと救われてます。


この先生、積読にあと一冊。
先生の受は全体的にみな健気で、攻は大人でクールなくせに人間味にあふれてて、ふとしたことから熱くなる方が多い。そこがいいんだ!!