★★☆☆☆  これはだめでしょうに元彼カレ (ディアプラス文庫)作者: 玉木ゆら,やしきゆかり出版社/メーカー: 新書館発売日: 2007/03/01メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る 岩越(受は好きだがカメラが一番)×柏崎(受は好きだが女遊びは浮気にあらず)×神谷透(小説家、不幸体質?)


神谷透、二十七歳。職業・恋愛小説家。だが現実の恋愛は上手くいかない。元カレの風景カメラマン・岩越は透に黙って二年もかかる海外撮影に行くような男で、今カレのエリートサラリーマン・柏崎は女との浮気をくり返している。ある日、柏崎の浮気現場に遭遇した透が怒りながら自宅へ帰ると、帰国した岩越が現れる。そこへ透を追いかけてきた柏崎がやってきて…!?トライアングル・ラブ・パニック。 (あらすじより)



俺、神谷透、小説書いてる27歳!
俺には今付き合って1年半になる彼がいる、そいつはエリートビジネスマンだけど女遊びを繰り返して浮気ばかりなんだぜ!そのたび「ごめんもうやめる」ッて繰り返すけど全然改心するつもりもないし!!やめるって言ったそばからまた女ひっかけてるしッ!ってか俺もう限界!!
そんなハートブレイカーな俺の家に、2年前に黙って姿を消した元恋人の岩越が現れた!!
なにも言わずにカメラの仕事を受けて2年も俺のことほったらかしにしたくせに、別れたつもりはないだって!俺がどんなにつらかったか判んないくせにッ!!どいつもこいつも、最低クソ野郎だぜ!!チクショウお前らなんか二人とも捨ててやるんだぜェ!!!!俺本気!!!!


という不幸な受(本当はこんなに元気良くない)が二人を捨てるところまでは良かった。透が不幸で可哀想で、捨てるの当然だむしろもっと早く捨てるべきだと思って読んでいた。でもまあBLなんだしきっとどっちかが改心して迎えにきてくっ付いて、どっちかはあて馬になってかき回す、というストーリーを想像した。


しかし、結局どっちかを選べない透が押しまくってくる二人とも選んじゃって、最低男2人は協定を結んで透をシェアする、という事で合意した…と。
てめえら、そこまで好きだったらどうして透を大事にしなかった?自分で最低だってわかってて、なぜ悪癖を止めない!?そして、なぜ透もそれを受領する?!
3pとか始めるこいつら、本当にバカかと、阿呆かと。全然だめだろうそれ!!!はあはあ、くそう歯が痛いのに!!!


ディアプラスのチャレンジ賞を取ったとか言うこの作品、本当にチャレンジャーだなあと思った。
オイラ、こういうのはだめでした。地雷!!


さらに関係ない話、神谷透という名前を聞くと『神谷明』と『古谷徹』がまず頭に浮かんできてしまった私はおかしいでしょうか。