この先生の作品、なぜか攻はビキニ着用!!
年末にこの先生の福袋を買ってしまい、2000年以降のほぼ全作品と思われる本を手に入れてしまった。
本来私はあまり漫画を読まないので漫画家にはほとんど知識がなく、この先生の作品もなんかのアンソロでちらっと見たくらいしか知らなかったのだが…。なんで買おうと思ったのかわからない。たぶん、ビックリするくらいお買い得だったから、だと思う。
んで全然知らなかったんだけど、タイトルが似通っていたものが数冊あって、それはシリーズものだったからなんだそうだ。
獣シリーズ(藤堂グループ)
- 作者: 藤崎こう
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2001/07/01
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まずこれが最初。大学生の子が教授の家に家政婦としてバイトに行き、そして芽生える恋心!!みたいな王道展開。大学生の子は愛情に飢えていて、優しくしてくれる先生とその息子に安らぎを覚える。しかし、そこで茶々を入れに来る「攻の弟」の存在がやたらとキラキラしていて「ん?」と思う。教授である攻は穏やかそうに見えて結構やば毛な感じらしいんだけど、その後のシリーズではこのカポはものすごい影が薄い…続編で出てくる弟たちが濃すぎなんだろう!
- 作者: 藤崎こう
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2002/10/29
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んで続編というかスピンオフ?やっぱり弟編。
兄が出奔してしまい必然的に藤堂グループを背負って立つことになってしまった弟の一輝。小さいころから「御曹司様」として気を使われ続け、心を開ける存在が周りにいなかったせいで殻にこもりそうになってしまっていた時に教育係として千春が現れる。12歳のころからずっとそばにいてくれた千春だけど、最近冷たいし遠い!体の関係もあっちゃったりする二人だけど、殺人的にモテる千春の心は一体どこにあるのだろうかッ!!ってな始まりから数冊続くシリーズ。こちらに出てくる千春様のいとこのカオルがまたキラキラしているんですが!!
千春様の一輝に対する執着っぷりがほぼ病気です。しかし、一輝は強姦されようが監禁されようが殺されかけようがそれを許しちゃったりする。これは愛のなせる業!!なのか。
千春さまはすぐにお脱ぎになる。そして常にTバックの黒ビキニを着用していらっしゃる。
なんというか、見事なお体は逆三角形すぎて…人間というより、巨神兵かエヴァ零号機(初期ver)のような印象を受けるんですが…。
- 作者: 藤崎こう
- 出版社/メーカー: 芳文社
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さらにさらにスピンオフ。千春様のいとこのカオル様が受として登場。ひとりでバーで飲んでいたカオルにちょっかいを掛けてきた日本人離れした外見の大郷、しかしカオル様に返り討ちにされる。一時の情事を終えて日常に戻ってみたら、なんと大郷は取引先の専務だった!
典型的な女王様のカオルと、すでに年下ワンコと化した取引先専務のお話。途中であて馬になる昔の男・イアン様(フランス人!)がキラキラしすぎて眩しい!!性格悪いカオルだけど、そうなった原因は心の奥底に潜むコンプレックスが原因で、それを自覚したあとのカオル様は好感UP!大郷氏はシリーズ中一番の人格者だと思った。
ここでも攻の大郷氏、Tバックビキニです。ヒョウ柄!!やっぱり肉体美すぎて巨神兵っぽい…こええ。
- 作者: 藤崎こう
- 出版社/メーカー: 芳文社
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さらにさらにさらにスピンオフ。カオル様と専務の間をひっかきまわした形になるイアン様と、彼のそばに影の様に控えて恋心を押し殺し続けた眼鏡秘書の学君のお話。イアン様はさみしがり屋なせいか常に複数の人間(男限定)をそばに置いて情事にふける。学君は自分を「真面目で面白みがない、花のない容姿をしている」と思いこんでいるため、仕事上だけでも側にいたいとイアン様への想いを封じて常に鉄面皮であります。
イアン様と相手の情事を見せつけられるたびに徐々に歪んでいった学くんがかわいそうだ!!ちょっと前に印象が良くなったはずのカオル様が嫌な奴になって再登場している…うむう。
イアン様、キラキラした長髪王子様なのにやっぱりTバック黒ビキニで巨神兵。作者のこだわりが眩しいぜ!!
ロマンチカ風に複数カポによって展開されるこのシリーズはまだまだ続く感じ。ベースは千春様×御曹司弟があるのだろうけど、個人的には学くんが一番可愛い!健気な子は好きだ!!!濃厚なエロスなので読んだ後はどっと疲れが出るけど面白かった。