★★★☆☆   愛の言葉を忘れた受と思い出させる攻(無理矢理)愛の言葉を覚えているかい (ガッシュ文庫)作者: 鳩村衣杏,小山田あみ出版社/メーカー: 海王社発売日: 2008/07/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る光至(執着20年)×以和(人情派穴子屋三代目)  ナイスコメディ度 ・高


下町の穴子屋「太子屋」三代目の赤江以和には、同い年の幼なじみがいる。東京中央テレビでアナウンサーを務める「地元の星」日高光至だ。以和の26歳の誕生日が近づいたある日、突然光至が以和に告げた。「確かにおまえは言った。『25になったら俺と結婚する』ってな…期限はとっくに過ぎてる」―何ソレまったく覚えてない!!…のに今日まで結婚をずっと待っていたという一途(?)な光至に迫られ、押し倒された以和は…。?(あらすじより)


鳩村先生を作家買いしたんですが、前回のラブリーに続いてことごとくコメディですが。この本はタイトルが自分的にツボったんですよ。どうやらコメディ路線らしい。うむむ、泣けないだろうな、私泣きたいんだよな…。


以和(いわ)は穴子屋の三代目、修業中だけど明るくてちょっとお馬鹿で下町の中では慕われている若大将的存在のもうすぐ26歳。そんな彼には5歳のころから一緒に遊んでいる光至という親友がいた。光至は小さい頃はよくいじめられていて、以和がよく守ってやっていたのだけど、現在は光至のほうが背は高いし顔はいいし人気アナウンサーだしガタイもいいしと男として負けてばかり。
そんな彼が突然『自分と結婚しろ!!』といいだした。ちゃぶ台の上にコンドーム三個バーンと叩きつけて『10歳のころおまえは言った間違いなく言った約束守りやがれウリャ!』と言って迫ってくるが全く覚えがない以和!目が逝っちゃってる光至をなだめつつ、以和は何とか逃げる方法を考える…。という荒唐無稽なお話。


コメディタッチなんですが、文章がキレがあるというか読んでいてウンザリしない。泣けないけど面白かった。こういうテイストも嫌いじゃない!
居直った光至はやってることが結構怖い。しかし彼はなんでいつも上から目線なんですかね?