隣の彼女たち

ええとですね、世間一般的には夏休みというものがあるんですがね。
それに合わせて、旅行大好きな彼プレゼンツ『長期旅行』ってもんがあるんですよ。おいら旅行あまり得意じゃないから正直辛いんですが、すげえ楽しみにしてる彼を見てると何となく言えない。そしてそれが9泊11日として愕然としても異議を唱えられなかった。

飛行機とホテルはタダだし、イルカに乗れるってんなら頑張ってついていくか…飛行機嫌い!!


ってことで、本日は旅行にいるようなものを買い出しに行った。久々のデパートだけど、夏物衣料バーゲンセールの真っ最中で何もかもが安い。ありがたいことですよ。あちらでTシャツ買って過ごそうと思ってる私はあまり買うこともないのだけど、せっかくなので向こうではくルーズパンツを2本と、ABCでサンダルを買ってから、コーヒーがやたらとうまい某ファミレスで遅めの昼食をとった。

隣の席に高校生らしき初々しい二人の女性がいた。ノートを広げ、必死に何かを書いているらしく、鉛筆の音がカリカリと響く。やあ夏休みだね、もう宿題かね大変だねえ学生は、とか思ってはるか昔の自分の学生時代を思い起こしていたのだけど…。彼女たちから出るオーラが怖いものがあって、いけないと思いつつもついつい聞き耳を立ててしまった。


どうやら、締め切りに追われているらしい。どうやら、夕方までに上げないといけないらしい。どうやら、まだペンが入ってないらしい…ん?


とっても初々しい同人さんの修羅場だった。ああ、いいよね若いって、がんばれ!ベタ位なら手伝ってやれるぞ!と心の中で応援しつつ、隣でのんびりと読書をさせていただいた!
ちなみに、帰りにちょっとだけ視線を向けてみたら、すごい初々しい絵柄で心が洗われるようだった。漫研の学園祭用の冊子だろうか、いいなあ青春だなあうらやましいな!!