★★★★☆   なんかこう、嫌な予感がすごいするんです。むしろ怖い。ビューティフル・サンデー (ショコラノベルス)作者: 雪代鞠絵,金ひかる出版社/メーカー: 心交社発売日: 2007/02/09メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (7件) を見る

  恭輔(出世の為に何でもする冷徹)×小鳩(婚約者の弟)  じわじわと嫌な予感度 ・ ……… 


恭輔は大企業に勤める野心家で傲慢なエリート。専務の娘と婚約し、順風満帆な人生を歩んでいた。出世コースの一端として大阪支社へ二年間の転勤が決まり、東京を離れる前夜、恭輔は婚約者の弟で高校二年の小鳩から突然、恋を告白される。恭輔は適当にあしらおうとするが、偶然小鳩に弱味を知られ、「大阪にいる間限定の恋人」という立場を許す羽目に。小鳩が週末毎に恭輔の元を訪れる、奇妙な遠距離恋愛が始まる。最初は小鳩を邪険にする恭輔だが、危ういほど素直で純朴な小鳩に惹かれ始める。だが小鳩は恭輔に重大な真実を隠していた―。(あらすじより)



読破中です。ただ、もうすでに嫌な予感がすごいするんです。
なんだろう、この作家様の「泣けるための」伏線の張り方が怖いんです。『後になって死ぬほど後悔することになるとは』とか。そういうのすごい怖い!!何その死ぬほどの後悔って!
自分の悲惨な過去を振り払うためにすべてを踏み台にしてのし上がろうとする最低男・恭輔と、彼を慕い、明るくけなげに後を追う小鳩君の遠距離恋愛です。ただ、小鳩君の陰に潜む闇がわからないままドキドキしながら読み進めていますが…。
変な感じ。読了したらちゃんと書きなおします。


■□■□■□■
読了しました。怖いというより、痛々しい話でした。
自分は何もいらない、ただ大好きな人に週に一度だけでもいいから会いたい、それのためなら何でもできる、手段はどうでもいい、それの何がいけない!と問う小鳩君。返事の出来ない恭輔。
うううううう、恭輔はちゃんと幸せにしてやらなきゃいかん!!


雪代先生のお話は数冊読みましたが、今のところ全部「あまり幸せではない孤独な少年」が受です。切なくて痛々しいけど、最後はちゃんと年上の攻に大事にされているのでよかったと!この先生の本、積読にあと1冊あるのですが、アラブでした。暑い時には熱いものを喰うといいというので、夏のうちに積読アラブを全制覇したいなと!