★★★★★  読み切りました!!執事の受難と旦那様の秘密〈上〉 (二見シャレード文庫)作者: 椹野道流,金ひかる出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2007/04/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る執事の受難と旦那様の秘密〈下〉 (二見シャレード文庫)作者: 椹野道流,金ひかる出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2007/05/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る

 ウィルフレッド(北の死神と恐れられる検死官)×ハル(死神のカラス)   旦那様が素敵度・惑星級


検死官ウィルフレッドの助手兼恋人になったハル。折に触れ、包み込むような優しさで、ほかの誰でもなくお前が大切で愛しいのだと教えてくれるウィルフレッドに、ハルは幸せを噛みしめていた。しかし、このところ執事であるフライトの様子がおかしいことに気づき、不審に思うハルに、自分が育った孤児院「ネイディーン家」で院長が殺害されたとの報せが入る。「神殿を出た者は、二度と戻れない」という孤児院の掟のため、屋敷でウィルフレッドの帰りを待つハル。だがその留守中、院長殺害容疑でフライトが逮捕されて…。問い詰めるハルに、否定も肯定もしないフライトの真意とは一体…!?書き下ろしは、獄中のフライトによる回想『執事の独白』 (あらすじより)


いやあ、BLといえど集中して真剣に読むと時間かかるもんですね。いままでいかに読み飛ばしたり斜め読みしたりしていたのかよくわかりました。
自分の中の今までのBLランキングが大幅に入れ替わりそうですw


執事の受難は『殺人容疑』ですが、旦那様の秘密は『アレ』なんですよw
思いがけず事件の真相はハルの身の上にかかわっていたり、執事の伴侶がすげえのだったりとてんこ盛りでした。
ハルをかばうためにメスで戦う旦那様がとても素敵でした。君たちは幸せになってしまえばいい!!

このシリーズ、読んだ後に幸せになった!いやあ、ここまでハッピーエンドになるとは思わなかったです。
だいたいBLはラスト近くに一戦交えるというお約束があるのだけど、こいつらはしません。あれだけおぜん立てがあるのに色気もへったくれもないですが、おいらは良かったと思う!!さっぱりした方々なのでエロ度は中の下です。まあ旦那様もやることはやるのだけど、彼は常に男前で誠実で、ハルのことを第一に考えて行動します。攻めに惚れたのは牧田さん以来です。おいらはこういう紳士然とした大人に弱いんだということを痛感しました。もうね、勧めるマジで!!

作る少年、喰う男はCDになっているようです。ただ唯一あるエロシーンが朝チュンに変更されているらしい。朝チュン推奨派のおいらですが、かれらの濡れ場はいやらしくないしむしろ会話を楽しむような雰囲気なのでぜひ入れて頂きたい。
ハルの声は神谷氏だそうで、16歳のハルを演じるのはどうだろうか、ちょっと無理があるのではwとか思った。いつか機会があれば聞いてみたいもんだ。