★★★★☆  先生、攻が激烈に冷たいんです!その声が僕を焦がす (ガッシュ文庫)作者: 洸,奥貫亘出版社/メーカー: 海王社発売日: 2007/03/31メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る

知らなかったけど、これは続編が出てました。
成仏したはずの左京がまた出てきて今度は冤罪の先輩を救うために真犯人を探せと右京を動かします。
右京はといえば、結局尾崎とうまく付き合うことができず、やはり『水泳部でそばにいられるだけでいい』と自分に言い聞かせて控えめに過ごしている。
しかし、前回も出てきたもう一人のエース藤倉に『尾崎より俺の方が優しいぜ〜』みたいに告白されてしまう。ちゃんとごめんなさいする右京だけど、尾崎とは全くかみ合わずにすれ違う。『自分は何も役に立たない』と思いつめた右京が…。


前回も出てきた右京狙いの藤倉がいい人です!よくありがちな軽い人ですが、なかなかの好青年。こっちと付き合った方が右京さんは幸せになれます!ラストはなぜあんなに尾崎が右京に冷たくしたのかっていうことがわかるんですけどね。それにしたって、冷たいよ尾崎。


ガッシュ文庫は自分的あたりはずれがでかい。当たると号泣、外れると始球式ですが、この本は良かったです。幽霊出てきますがそれがメインではなく、右京のトラウマや尾崎の心の闇をメインに据えてるところがリアルでした。


あと、この作家様の攻に総じて言えることなんだけど、みんな冷たい!!!!というか、人間として不器用なんですかね。もっと受に優しくしてやってもいんじゃね?と何度も思いましたが見えないところで優しくしてる…といいなtt(受視点)