★★☆☆☆ 内容はいいのになぁ彼につく嘘 (f‐ラピス文庫)作者: 火崎勇,青樹緫出版社/メーカー: プランタン出版発売日: 2007/07/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る

 天堂(奔放な遊び人で社長)× 清瀬(うそつきツンデレ秘書) 文章が受け付けない度:高 


急成長しているアパレルメーカーの社長、天堂の秘書になって4年。清瀬は天堂への想いを隠し続けてきた。天堂は、一代で会社を築き大きくした、若きやり手社長だ。そして男女問わず遊びが派手で、なかなか本気の恋はしない。清瀬のことは和風な美人と評価しながら、色気がなく観賞用だと一蹴する。だから、けして叶うことのないこの想いを嘘で隠してきた。そんななか、二人の間に起こった一夜の出来事が、清瀬を苦しめることに…。 (あらすじより)


この受は遊び人社長の秘書としてそばに仕え続けるためにツンデレのふりして「あんたなんか」という態度を撮り続けます。それがうその始まりで、自分の気持ちを押し隠すためにどんどんとうそを重ねていく。容姿をほめてもらうも「魅力はない」と言い切られてしまう清瀬が気の毒だとは思った。


…むむ、いつも以上にアッサリとした感想になってしまった。
ハッキリ言って私はこの作家の文体が好きではない。好きではないのに、なぜかずるずると何冊も読んでしまう。あらすじだけ見ると面白そうだしせつなさ炸裂だしと購入するも、やっぱり文体のせいで入り込めずに最後はため息で終わる。この方の本は何を読んでも結局最後はため息なんだ。そうなんだ。
昔のこの方の本ってそんなに嫌いじゃなかったはずなのに、今の文体はとても気持ち悪く感じる。どうしてだろう…。というか、文体が嫌いという時点でどうしようもないのですが…。
とても多産な作家様なので、その分手に取る量も多い。過去に10冊くらい読んでいるはず…。
この設定でほかの方に書いてほしいなあ、という本が何冊もあるくらい、設定は面白いんですよね。合う方には合う、そんな作家様かなあ。私はだめだ。

■□■□■
木原先生の新作の表紙を密林で見て驚愕する。鈴木ツタ先生の描く、表紙に並ぶたぶん受ポジションにいる男性がめっさ中年男だった。オヤジ受にしてもこりゃ年上すぎると思った…。色々すげえ!

NOW HERE (Holly NOVELS)

NOW HERE (Holly NOVELS)

…この中年が攻だったら、もっとすげえ。