★★★☆☆ 俺は貴方を護るためだけに生きてきた――薔薇は咲くだろう (キャラ文庫)作者: ふゆの仁子,亜樹良のりかず出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2006/11/25メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る

 クラウディオ(謎のボディーガード)×仁紀(研修中の家具営業だが…?)


 不自然な交通事故、そして自宅の爆発炎上!! NYへ出張に来たはずが、運命が一変してしまった仁紀(にき)。危ないところを救ってくれたのは、謎めいた男クラウディオ。彼は、仁紀がイタリアン・マフィアの正統な後継者で、裏切り者に狙われていると告げる。「俺の使命は、命に代えても君を守ることだ」。生死を賭けて逃避行するうちに、は次第にクラウディオに惹かれ始めるが!? (あらすじより)


BLにはいろんなジャンルがあるという。
私はどんなのが合うのかわからないけど、絶対合わないだろうと思うものもあるわけで。
その中でも『アラブ物』『マフィア』『ショタ物』はたぶん(というか絶対)無理だと思っていた。
アラブ物、ショタ物はまだ手に取ったこともないし、これからとることもないと思う。うっかりとりませんように。


そんな中、まとめて買った福袋的BLの中にあった一冊。これ、やくざの後継ぎ問題のお話だとばかり思っていた。そうしたらそんなスケールの小さい話じゃなかったですよ、イタリアを分けたマフィアの後継者のお話だった!驚愕。

攻のクラウディオがイタリア人だから、という前提はあるにせよ。すさまじく恥ずかしいセリフを吐く。うああああ。
なんつうか、イタリアンな外人さんだから何言ってもいいでしょう?という感じで、こりゃ赤面です。
全体的にハードボイルドな話なのですが、ちょっといいように展開しすぎて途中で少々飽きてしまった。
あと、イラストの亜樹良さん。私はこの方とどうも相性が良くない。この方がイラスト描かれている本はたいてい読み終わった後に深いため息が出る。
この先生が悪いわけじゃないんだろうけど、いやな予感というのは当たるもんだ。


主人公の名前が日本人なのにニキだったのはちょっとイヤン。伊東四郎か。