★★★★☆ 「てめえはケツを洗って待っていろ!!」

リロード

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  神宮(クールな科学研究院)×一馬(熱血馬鹿刑事) 
                           男らしい受け度 ・ 私的・すさまじい漢受!



お前を抱くのは俺だ―。警視庁に勤める検挙率No.1刑事、河東一馬と、科学技術捜査研究所のクールで優秀な研究者、神宮聡志。ふたりは反りが合わず、会えば度々ぶつかっていた。しかし、ある事件をきっかけにその関係は変化する…。事件がもとで、ふたりは身体の関係を結ぶ事になってしまったのだ―…。女好きで極ノーマルな一馬と、男が好きだが攻めの聡。またしてもここで激しい衝突をすることに。ワイルドな行動派刑事と白衣のエリート研究者、果たして主導権を賭けた駆け引きに勝利するのはどっち!?男のプライドがぶつかり合う、ラブアクシデント。(あらすじより)


自分の中の地雷っていうか、BLの定義ってのを思い知った一枚。


やっぱり自分の中では『美人受け』『それなりに受けははかないといい』『声もそうだといい』というものが一貫してあったんだけども、予想通りというか、なんという漢らしい受けでしょうか。私の中の最高傑作であり人生を変えたといっても過言ではないCD『言ノ葉ノ花』で主人公たちを演じた余村(神谷さん受)と長谷部(小野さん攻)が交代してました。
つうか、小野さんのアレな声、絞め殺されているようなうめき声。


誰か一馬を助けてやってこのままじゃこの人死ぬ!!という声でした。BLCDにあまり免疫のない私にとって、こんな受け初めてでびっくりした。
しかも一馬は原作通り阿呆で、出てくる人らにいいようにやられまくりでした。そのたびにうめく一馬。
「うおぉあぁぁぁ」とか、笑っちゃいけないんだろうな。
神宮に初めて敗北したときの声、それだけ聞いたらBLだとは思わないだろうな。首絞められてる声みたいだ。いや、笑っちゃいけないんだろうけどw
萌えるとか萌えないとか、そういうレベルではなかった。ただ、声優さんって大変だな、と純粋に思った。


実際、このお話にはそんなに思い入れはなく、ただ、キャストだけで購入したようなものでした。
思い入れの強い長谷部(小野さん)が受、余村(神谷さん)が攻に回る、という珍しいキャストという煽りだけで購入してしまう自分。
一番の阿呆は自分なのかも。
余村(神谷さん)はS攻がとても上手でございました。あまりそういう声を出さない人?
ただ、やっぱりこの人は美人受の声のほうがあってると思う。

原作の中でも男らしい二人が主導権を取り合う(ように見えた)けど、結局一人でぼろ負けしている一馬さん。気の毒というか阿呆というか。