★★★★☆ まさかの外人受!

ウミノツキ (ディアプラス文庫)

ウミノツキ (ディアプラス文庫)

 海士(海の男)×アレン(タイから来た留学生)  甘酸っぱい度 高 
     

本当のおまえが知りたい。その夜明けのような瞳が、何を見つめているのかを―。玄界灘で行われることになった復元船による航海実験。水軍の末裔として、プロジェクトに加わった大学生の海士は、そこで出会ったタイからの留学生アレンに惹かれる。カラダから始まった二人の関係に、海士は夢中になっていった。だが改めて好きだと伝えた時、アレンに拒絶されてしまい…?青春マリンブルー・ロマンス。
(あらすじより)


大好きないつき先生の最新作、買ってはあったのに引越しのドタバタで全然手に取れず、結局読めたのは引っ越しの後の寝る前。
読みたい読みたいと思って期待ばかり膨らんでいたので、ほんのちょっとだけがっかりしてしまったのはやっぱり若者の甘酸っぱい話だったから、かな。私にはちょっと年齢層が若すぎたようであります。
しかしだ。アレンがなぜ海士を誘惑したのか、なぜ海士を拒絶したのか、なぜ船に乗ったのか、という謎がどんどんあかされるたびにはまっていった。やっぱりこの作家様、文章がとても気持ちいい。タイトルの『ウミノツキ』はクラゲのこと。そして、それの本当の意味は…。

いや、面白かったですよ。ただ、やっぱり期待が高すぎてちょっと残念かなとか思ったりした。次に期待だ!!