セク ハラ☆/無意識の悪意

今日もイベントの製作作業。私はイベント設営のメインなので気合を入れて挑む。
集合時間を過ぎてからもポロポロと参加者が来るので、その人のためにいちいち最初から説明をするのだけど、それが本当に苦痛なので最後はとても適当だった。遅れるほうが駄目だろ。


作業が終わり、道具類の片付けはわれわれの役目。作業を終えた方々にねぎらいの茶を供し、私と相方が大量のポスターカラー類を流しに持っていって洗う。
設営の相方(体育会系豪快美女)がやたらと私の尻を触りたがるので困る。
運ぶ途中で姐さんがいきなり私の尻をつかんだのでびっくりして積み上げた中身入りパレットをひっくり返してしまった。足にかかった!!取れるんだろうかこれ。
すっごいまぬけな声が出たのでゲラゲラと大笑いされてしまった。
誰のせいだと思ってるのだ、くそぅいつかきっともみかえしてやるw(そんな度胸はない)


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ミニコミ編集のほうで一緒する方がこっちの製作に来てくれてた。
彼女は、角がなくてやわらかくて明るくて、私は好きでよく話をしていた。
でも最近、なんか彼女の元気が無いのが目に付いて、おせっかいかもしれないけど声をかけてみた。
どうやら、私とほぼ同じことで悩んでいるようだった。話を聞いているうちに、まるで私のことを話しているのかと錯覚するほど似ていた。半年耐えたが、もう限界だと目を真っ赤にしていた。
泣いていないけど、精一杯我慢していると言う声に、これ以上突っ込んだら泣いちゃうなとおもってやめた。
この場所で泣かせるのはまずい。
一通り彼女の独白が終わった。でも、きっともっとあるはずだ。これ以上話せない何か。
多分、私と同じことだと思う。


「多分まだ話せていないことがあるはずだ、私も同じだから分かる、だから今度ゆっくり話しよう」
と言ったら結局手をつかまれて泣かれてしまった。


いくつになってもどこの世界にも、こういういじめに似たことをやる人たちがいるのだと驚いた。しかもあちら側はそんな意識はないのだろう。
苦しんでいたのは私だけではないのだろうなとおもった。私は一匹狼的なところがあるので今まで身近な人たちに話したこともなく1年はひたすら耐えた。しかし改善の兆しはなく、それからさらに半年たった今、むしろじわじわと改悪されていくことに絶望して逃げ出すことを選択した。
とことん追い込まれてしまう前に逃げるのは大事なことだとおもう。
彼女は選択できるだろうか。逃げる勇気を持つことはとても大事だと本気で思った。