ジャンプっ子☆デビュー

っ子、というにはとうが立った感が否めないけど、夏の帰省にて友人と再会したとき『ジャンプっ子になる』と誓い合った。
おいらの知っているジャンプではたしかミスオールサンデーが血を吐いていたり、もうそろそろ打ち切りっぽいポジションにいるのにさらに大風呂敷を広げ続けるシャーマンキングであったり、アメフト漫画ってどうよみたいな感じだったはず。今からついていけるのかは不安だったけど、とりあえず彼女も買うであろうジャンプを毎週かうことにした。


先週は買い逃した。
赤丸ジャンプと言うものを表紙だけで判断して買ってしまい、中身がオール微妙な読みきりという不思議な雑誌を読むことになった。
今度こそ、ちゃんと買うのだ。
週間 少年 ジャンプ 39号だ。火曜日だ、多分火曜日にでるはずだ。
彼女を従え、ローソンにて探す。近所のローソンは大変雑誌の立ち読みに寛大で、いつも成人向けコーナーと隣り合わせの少年誌が混ざり合っている。ちょっとしたカオスだ。
「ねえ、何を買うの?」という彼女に「ジャンプだ、今週のジャンプを買うのだよ」と指導。
「これそう?」という彼女の指の先にはオッパイのついた違うジャンプ。
彼女は女性のふくよかなハト胸が大好きなのだ。

たぶんちがう、とごそごそあさっていると下のほうに埋もれたぐちゃぐちゃのジャンプらしき雑誌を発見。
あぶねえ、今週も会逃すところだったぜ!何でこんなに買いづらいんだジャンプ、おいらには合わないのかッ。

これだろう、と彼女に伝えてレジにもっていくとき彼女はチラッと表紙を見て一言。

「ああ、今週の表紙はリボーンなんだ」


!?
お前なんで知ってるんだ知らないはずだろうそもそもリボーンてなんだよそれにお前サブタイトルまで正確に言えるじゃねえかよどこで覚えたんだよそんな事おいらも知らない情報を!!とかいろいろと思ったけどツッコミはしない。
さて、今週からめでたくジャンプっ子だぜ。


□■□読む□■□

うーん、なんていうかこう、ジャンプらしさが感じられないなあ。おかしいなあ。
おいらの感覚が古すぎんのかな。
ほのかに甘酸っぱい感情が湧き出る。これはいったい。

これがリボーンだ、と言う勉強ができた。さあ、来週もちゃんと買うぞ。