タイトルの意味がよくわかんない…。(おしえてほしいのはアレのことかね!)泣かせて、おしえて (ガッシュ文庫)作者: 義月粧子,梨とりこ出版社/メーカー: 海王社発売日: 2010/01/09メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見るうぶで涙もろい服飾系専門学校生の阪下青砥は、校外研修先で有名ブランドに勤めるエリート・久住に出会う。一目で久住に惹かれた青砥だが、久住には遠距離恋愛中の恋人がいた。最初から叶わない想いだった、と諦めたのもつかの間、なりゆきから久住とセフレとして


特に義月先生、おいらは先生が大好き(なはず)なんだ。先生の本はほぼ全部読了しておりますが、これはいつものパターンの話でチョウザメですよ!!
なんというか「攻はクールで冷たい、受は報われない思いと知りつつズルズルとつづけてしまう」といういつもの義月節だったんだけど、これは私の許容範囲の外です。


・「あいつには遠距離の超美人の彼がいるけど、セフレだったら相手してもらえるから」とモラルのかけらもなく背中を押す攻の友人。
・超美人の彼がいるにもかかわらずセフレ関係を結ぶが、勝手な誤解によりさっさと捨てる攻(義月先生の攻に多く見られる傾向)。
・一番アレなのは受。初心で純情なのは結構だが、そんな子が「あの人は超イケメンでオレのどストライク!交際人がいる人だけどセフレとしてだったら相手してもらえるかもしれない〜」なんつって連絡を取るもんだろうか。純真な子なら「いや、彼の交際人に失礼だyo」と思いとどまるんじゃないだろうか。そんなだから女友達に「ゲイは下半身にだらしないって本当なんだね!」みたいな発言をされるんだぜ!


これが
受は一目惚れするも(あの人はオレの理想だけど彼氏様がいらっしゃるなら遠くから見てるだけ)と心に留める
     ↓
そんな受をみたモラルのない攻の友人がおせっかいを攻に対して焼く
     ↓
攻のモラルの低さは基本設定、大人のずるさで初心な受を翻弄し自分に惚れさせて好きにしちゃう!みたいな。


そんな展開だったならこの話は私好みです。とにかく、初心な受君はいくら面食いだからって経験を積むためとかでセフレ立候補なんかしちゃだめ!!最初からセフレとして付き合っていたのにいつの間にか好きになった!!みたいな話とはちょびっと違う気がするよ。
うむむむ、最近否定的な感想ばっかり!!でもこれは自分的にがっかり展開だと思ったので…。


あと、最近の義月先生って、なんかやたら泣けるエピソードを織り交ぜようとしているような気がする。甘い絶望の夜を捧げて、でも「受の過去のエピソードのオムライスのくだり書くときは自分でも泣いちゃったよ!」みたいなことあとがきで言ってたし、今回は後半病院で切ない展開が待っております。しかーしだ。前半の下半身メインの話ばかりが気に障っちゃってそっちに意識が切り替わらなかった。先生の書くキャラは全体的に性格に難のある攻が多いです。もうちょっと性格の良いキャラが出る話を読んでみたいが…いや、これが義月先生なのか!!