■名作ブルーサウンドシリーズのより抜きエロ特集(えッ)


私は正直崎谷先生のエロシーンはあまり合わないんよ。崎谷先生って昔のほうが慎みが深くて内容の濃いもの書いてたんじゃねえの!?みたいなことを思って最近の作品はちょっと回れ右していましたが、これは買いでしょう。だって、おいら的大好きシリーズの番外編だッつうんだ、ケネス様が出るんだぜ!!みたいな。珍しくルビーを予約して買う、これだけでも自分的快挙だ…ったんですが。
(今回かなり内容に突っ込んでいます、読む予定の方はスルーの方針で…)

夏恋kiss-嘉悦×藤木編-(5〜36p・エロ含有率68%)
嘉悦さんと期間限定で同居する藤木店長!
夜のお仕事の藤木と大手商事課長様の嘉悦氏では生活サイクルがぜんぜん合わず、寝室だって別なんだぜ!一緒にいるのに触れ合う時間もない!みたいな。
そんな二人でしたが、朝起きてロードワークも終えたバリバリ嘉悦さんが、まだ一時間しか睡眠時間のない藤木を朝風呂に連れ込む!藤木ピンチ!!
以下10〜31pまでエロ


夏恋kiss-大地×瀬里編-(37〜74p・エロ含有率84%)
ようやく恋人同士になった大地と瀬里ちゃん。店長の空き部屋に入ることになった瀬里ちゃんは大地とドキドキ同居中(ほかに同居人あり)
そのお邪魔な同居人がいない隙を狙っての同衾!
(一緒に寝てたら瀬里先に目覚める→瀬里、かわいく大地にいたずら→起きた大地に反対にいたずらされという黄金パターン)
以下43〜67pまでエロ。38pの短編の中、32pがエロってすごい割合!


無条件幸福(75〜126p・エロ含有率43%)
ブルーサウンド別店の雇われ店長、ケクイイ山下さん&押しかけ女房で山下を落とした一穂くんはラブラブ同居中!
忙しい合間を縫って二人でデートに出かけて帰宅。
92〜116pまでエロ


胸を焦がせばあえかな海(127〜233p・エロ含有率31%)
ブルーサウンドの別店、アークティックブルーのお披露目パーティーに呼ばれたDJのショーイ。そこを彼の恋人のカズキ(瀬里弟)と抜け出してラブホで落ち合う。なんつうか擦れた二人なのであまり得意じゃないせいか流し読み気味…w
169〜203pまでエロ。おまけも2カポあり、エロあり。

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まず先にこっち読んだんですが、感想はと聞かれると困る本ですね。ケネス出てこないし。
とくにカズキ×ショーイがあまり好きでないのでそこもいまいちでしたが、とにかく内容が無いようというか、エロしか無いよう。
店長ももう素直に家立てて住んじゃえばいいのに。
こんな短い話の中によくもこれだけエロを詰め込んだなあとちょっと感嘆するくらいエロでした。エロエロ。


こっちもエロの大洪水なんですが、こっちのほうがまだ(というか断然)良いです。
読み物として成り立っているというか、ストーリーがちゃんとしている分おいらは良かった。


INVOLTINI(5〜56p・エロ含有率37%)
ケネスと薙はようやく思いが通じ合った…と思っても薙は相変わらず卑屈!!自分に自信の無い薙は「完璧な王子様」であるケネスの前で卑屈爆発でございます。そんな薙を歯がゆく思いつつも「俺は王子様王子様王子様………(色々と我慢中)」とギリギリしているケネス。
ケネスは紳士的な振る舞いの上に日本語ぺらぺらでとても綺麗な言葉を話すため王子度120%なんですが、自国語だと相当口が悪いのであります。そして中身も結構な暴れん坊でありますが、そんな自分を薙に見せたら絶対引いちゃうし!とできるだけ仮面をはずさない。薙はそんなケネスに頑なになり…。にしてもそれでどうしてそういう行動取るのか理解不能、わかりにくいよ薙…。


自分に自信が無いからとかケネスの本気を図るためとか、そんなよく判んない理由でそういうことをする受はおいらだめだな〜。いくら未遂とはいえおいらがケネスなら醒めるかもしれない…。
37〜56pまでエロ


くちびるはやさしく(57〜172p・エロ含有率25%)
紆余曲折あったものの、山下店長は一穂にめろめろ。けなげでかわいい一穂に開眼した山下は一穂を大切にし、一穂は好きな人とともに生きる幸せを噛みしめております。二人は同居し、相変わらずラブラブ全開で憂いも無く幸せになれたはずの一穂君でした。しかしバイト先の店舗で徹底的な嫌がらせをされ続け、仕事と学校の両立に悩み苦しみ、ついにストレス全開で倒れてしまいます。救急車で運ばれてしまった一穂君でしたが、その先に待っていたのは山下の海のような深い愛情と128〜157pまでのエロでありました。
この話が2冊通して一番まともなんじゃないか、と思いました。話になっとりますよ。一穂良かったね!!


ショコラ・チョコレート・ショコラ(173〜225p)
バレンタインデーの1日を全カポ視点で!みたいな感じ。
 ・瀬里ちゃんはみんなに守られてるらしい!
 ・嘉悦さんはめっさモテるらしい!
 ・一穂君は山下店長と一緒ならそれで幸せらしい!本当によかったね!!
 ・私の中で地に落ちていた薙の株がちょっと上がったらしい!
 ・和輝は甘いものが苦手らしい(どうでもいい)
 ・藤木さんもやきもちは焼くらしい!エロあり。

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激烈胸焼け中。
この2冊で大量のエロ洪水を浴びた気がします。
にしても、崎谷先生の作品はエロ突入すると何処の攻も受もみな同じになっちゃうので少々飽きます。とくにこんな2冊の中に大量にちりばめられてる複数カポの長いエロシーンを見てると「……これは誰と誰だ」と真剣に考えちゃったりしますよ。
その中でも、本シリーズの一穂君は自分的に幸せになってほしかった子なので山下の下で十分庇護されているのを見てうれしかったのであります。
藤木店長も嘉悦氏と鎌倉の一軒家に住んでるかと思いきやまだ計画は頓挫してる最中だったのには驚きでした。でも店長もいい年なんだからもうちょっと大人な感じのエロにするとアクセントになっていいんじゃないっすか。あれちょっと引きます。


これは、シリーズが好きだったのでなんとか読めたけど、読んでない人には何がなんだかわかんねえだろうなー。
ファン向けの本だね!!おいら的には「波光より〜」だけで十分でした。しばらくエロはいいです。