■アラブ連読(漫画含む)13冊目主治医の采配 (キャラ文庫)作者: 水無月さらら,小山田あみ出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2009/07/23メディア: 文庫 クリック: 16回この商品を含むブログ (3件) を見る

アラブではないアラブもの、ということで早速読んでみましたが…。
うはぁ…。

拉致された被害者の心の傷を医師が解きほぐしていく、みたいな感じでお話は進むんですよ。王様はきっと受をすごく好きだったんだよ、でも受は王を受け入れられなかったんだよ。受け入れてたら普通のアラブ、受け入れられないとこうなる、みたいなお話なんですね…ひでえ。
結構リアルで暗ーいお話で、なんつうか気の毒で仕方ないと思った。エジプト人と王妃かわいそう。
あと、中東のお婆さんはなぜ自殺したのかよくわからなかった。


自分的に
「精神は拒むのに調教されてしまった体が言うことを聞かない!誰か助けて!!」状態になってしまった受を、内心ぐちゃぐちゃの心境で医者が助けてやるんですがね。「…手袋とキシロ持ってくる」って言うセリフを吐くところがアイヤーな感じです。リアルで痛い!!ここからちょっとえっちいの始まるよ!みたいな場面なのに、全然そういう気分になってこない…むしろ痛ましい…。


ぐぅ、アラブに連れ去られて無理やりにハーレムに入れられても王子とは結果幸せになったから俺的にはオーライ!みたいなアラブしか読んでなかったので、これ読んだらアラブを素直に読めなくなりそうです…。
ちなみにこの先生はもっとこう軽ーいライトテイストなお話を書かれる印象があったんですがね。こんな一面もあったのか…こええ。


あと漫画でございますが。