★★★★☆  かわいいMRと眼鏡医師!!私的ドツボですよ!! あなたと恋におちたい (幻冬舎ルチル文庫)作者: 高岡ミズミ,山田ユギ出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2005/05/17メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る喜多野先生(ナイス眼鏡小児科医)× 外村慎司(かわいすぎるMR!)  


外村慎司は恋をしている。相手はMR(製薬会社の営業)である外村の取引先の小児科医・喜多野だ。26歳の外村よりもずっと年上の喜多野に恋をしたのは1年前。以来せつない片想い中だ。ある日、喜多野とふたりきりで飲みに行くことになった外村は、酔った勢いで言うつもりもなかった告白をしてしまう。はたして小児科医とMRの恋の行方は。(あらすじより)


まあ、先生とてもお久しぶりって感じです。今日は外科なんで壁に投げつけるわけにはいかないし、先生たのんますよってんで読み始めたんですがね、正直困りました。だって外村が!!かわいすぎるんですよ!!!
26歳乙女ですよ、すげえ思考がかわいすぎてニヤニヤが止まりませんでした。


一年前に出会った喜多野先生に一目ぼれしてしまった外村はそれ以来ずっと心の中で片思いを続けているですよ。
先生はバツイチらしく、当然ノンケ。ゲイの自分とは絶対結ばれないことはわかっていても止められない妄想と恋心。いじらしいほど外村が喜多野先生にメロメロで、喜多野先生もとても穏やかで男前。これもある意味テンプレなんですけど、こういうテンプレなら大歓迎でございます。そう、私はこういう甘酸っぱいリーマンものは大好きなんですよ!!!
とくにMRと医師は…ハアハアハア


そしてかつて体の関係もあった同期の佐竹ですが、さりげなく「ノンケの先生なんかやめて俺とよりを戻そうぜ〜」なんつって迫ってきます。しかし、どんなに見込みがなくても悲しい現実にぶち当たっても、喜多野先生一直線の外村は揺らぎません。ふらっと行きそうな状況でも佐竹に縋らない一直線な外村、そこもよかった!
喜多野先生視点のお話もおまけについていたんですが、喜多野先生が思った以上に外村にメロメロだったのがさらに良かった!!なんだ高岡先生、こういうお話書けるんですね!!1作で判断しちゃだめだね!!

んで、これは佐竹の方のお話。
ゲイ外村とノンケ喜多野医師がうまくいくはずないさコテンパンに振られたら俺が慰めてよりを戻して〜なんてうまいこと考えていた佐竹氏です。
しかし思いがけずうまくまとまっちゃって、さらにラブラブになっちゃって心中穏やかではない。そんな佐竹は自分が思っていた以上に外村に惚れていて、そのさみしさでつい知らない人と一夜を共にしちゃったりしました。その相手が実は元同級生だった、という。
 
攻がいまいち魅力がない…。愛も足りない…。佐竹は攻がいい…。高岡先生は『佐竹は受!』と断言されておられ、私とは趣味が合わないようです。
このお話は何を言いたいのかよくわかんなかった。外村がかわいすぎ&喜多野が素敵すぎて、佐竹たちがかすんじゃったのかのう。佐竹は脇役でこそ輝けた人だったんじゃないか、と。


ユギ様の挿絵はあちらこちらで見かけますが、あまりジャストフィット!という印象を受けた作品はありませんでした。しかし、このお話にはユギ先生がとてもよく合ってたとおもう。喜多野先生素敵!!