★★★☆☆  花畑蝶也、行きます!(以下流血沙汰)ヤクザとネバーランド (幻冬舎ルチル文庫)作者: 砂原糖子,高城たくみ出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2007/05メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る

 堯平(一筋な忠犬)×蝶也(花畑組二代目(仮)だけど…)   ほのぼの度・バイオレンス級



広告代理店に勤める奈木蝶也のもとにヤクザが来た。離れて暮らしていた花畑組組長の父が亡くなり、二代目を継げと迫る組員たちにヤクザ嫌いな蝶也は断る。組員の中にひとつ下の幼馴染み枦山堯平がいた。大人しいがキレると凄い堯平が蝶也は苦手だった。なぜか堯平だけが蝶也に組長は無理だと言い、思わず蝶也は、組長を引き受けてしまうが…。 (あらすじより)



花畑組の組長が死に、離婚して母の元に引き取られた蝶也の元に『組員』がやってきた。二代目二代目と祭り上げられるが蝶也はヤクザなんか大嫌いだしかかわりたくもない。堯平という幼馴染の組員には「向いてないからやめろ」と言われるものの、それも悔しくてついずるずるとやくざの組長になってしまう。花畑組はほのぼのとした街のヤクザ屋さんなのですが、どうやら父親が何かを隠しているといううわさが流れていたらしくて…。


前半はひたすらほのぼの。町内を回り、祭りに行き、ひたすらクレープを焼きまくり…など、ほのぼのした描写が続くのですが…。
後半は手のひらを返したようなバイオレンスが続きます。ちょ、蝶也が怖いよう!!突然豹変した蝶也が大暴れする血なまぐさいシーンが続きます。
攻の堯平は年下ですが、蝶也を幼いころから慕い続け背中に蝶の入れ墨まで入れてるほどの惚れっぷり。彼の忠犬ぶりもよかったのですが、やっぱり突然変わる雰囲気と突然始まるにおい立つようなバイオレンス描写についていくのがやっとでした。臓物はやばいよ蝶也!!


砂原先生は大好きですが、最近ちょっと相性が悪くなってしまったようです。やっぱりあたりはずれってあるのでしょうな。