■恋する金魚
 透過性恋愛装置・上海金魚の番外編。水端と北嶋がお互いに相手に温泉に連れてってもらう話。なんというか、やっぱり北嶋は乙女全開。牧田以外に対する態度が俺様ぶりなのも相変わらずで、牧田の前だと完全に猫になるそのギャップがいじらしいやらおかしいやらw
牧田へ自分が何をしてあげられるか、と悩む北嶋と、牧田が本当に望むこと。もう、幸せ全開って感じ。

うああ、なんかこう、もっとみんな読んだほうがいい!さりげなく水端が何度も登場するのがうれしかった。
いつか上海金魚も入手しよう!(現在、超入手困難)

■恋は遠い日の花火ではなく
 透過性恋愛装置を牧田の眼から見たお話。きちんと最初から最後までを牧田の目から通して丁寧に書かれてあり、私の中の『牧田豹変』がとても納得できた一冊。必見は駅のホームのシーンと、例のホテルでの一夜。
ただ『泣かないでほしい』と繰り返し祈られていた牧田さん。牧田さん、本当はとても葛藤されていたのですね(涙)
北嶋が苦しんでいたように、牧田も牧田の苦しみがあったんだというお話でございました。好きだ牧田さん!!


とても透明感のある文章で大好きだ。この方の本、もっと読みてえ。


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−−俺は堂島が好きで好きで好きで。どうしたらいいのかわからないくらい、ただ好きで。なのにもう、見ることもできない。−−
という小説を探していた。
片思いBLの決定版で、とにかく前が見えなくなるくらい泣けると聞いていた御本、ぜひ一度拝見したいと思っていた。


どうやらオークションで掘り当てたらしい。到着待ちなのだけど、あらすじがそんな感じだ。間違いない。
胃が痛くなるくらい切ないと聞いたので、ちょっと怖い。透過性〜の影響で幸せ慣れしている私。
大丈夫だろうか。