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『リスペクト・キス』　★★★★★　　受の忍耐度・10年』
　友人で音楽関係者（モテモテ）×片思い歴10年（悲しいくらいいじましい受）

高校生の時から同級生の城戸剛志を想い続けている瀬尾洵。臆病で優しすぎる性格の洵は、社会人になったいまも剛志に告白できない毎日を送っていた。そんな折、洵の前に、剛志が昔付き合っていた洵の従兄弟・煌が突然現れる。剛志とまた付き合い始めるのではないかと洵は不安と絶望の中、普段と変わらない態度で剛志に接する。しかし、剛志と煌が付き合い出したと聞き、剛志への想いを断ち切るため、ある決断をするが…。 （あらすじより）

六青みつみ先生集中攻略に（あえて）入れなかった作品です。これ以上あの世界につかっちゃったら出てくることは困難！と判断したため読むのをためらったのです。イラストは『騎士〜』の方だ、この人の絵好きだぜ。
切ないのはディフォルトです、この方の現代ものは『至福の庭』にて体験済み、では早速泣かせていただくとしようかな。

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すっげえええ泣いた。これ、共感する！！！！

10年間ずっとしがみついていた『親友』の立場から逃げ出す受。そしてそれを追う攻。
追いつめてようやく捕まえた受とものの見事にすれ違って行く攻。攻のイライラ感と受の諦めに似た気持ち。思いが通じて一緒に住み始めたのに嫌われまいと必死に押し隠す受の本心。痛い、痛いよ！！胃がひきつれるほどせつねええ！！

うわあああああ、すっげえグルグルしてる！あいやーもっとちゃんと書きたいけど涙で前が見えないぜ。
たぶん至福の庭よりこっちのほうが私的にはツボだった。

六青みつみ先生の出した本、あと１冊でフルコンプです。
ＢＬ歴の浅い私がフルコンプした作家さんはいつき朔也さんだけなので、もう一冊は近いうちにぜひ読んでみたいな、と。