喜多川 ×堂野 ★★★★★
堂野崇文は痴漢と間違われて逮捕されるが、冤罪を訴え最高裁まで争ったため、実刑判決を受けてしまう。入れられた雑居房は、喜多川圭や芝、柿崎、三橋といった殺人や詐欺を犯した癖のある男たちと一緒で、堂野にはとうてい馴染めなかった。そんな中、「自分も冤罪だ」という三橋に堂野は心を開くようになるが…。
(あらすじより)
冤罪で放り込まれた刑務所、その『箱の中』で喜多川という朴訥な男と出会う…。
堂野が出所した後、なりふり構わず彼を探し求めてあがく喜多川「脆弱な詐欺師」に胃の痛くなるような気持ちになった。
こりゃBLではないよな、というそういう本。
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