『恋愛戦略の定義  ★★★☆☆ 危険度・低』恋愛戦略の定義 (キャラ文庫)

謎の経営通大学生 × ビジネスマン


甘利匡(受)は飲料メーカーの戦略事業部に所属するビジネス・エリート。対立するライバル会社との契約交渉を控えている。そんなある日、甘利は謎めいた青年・圭太(攻)に出会う。一見学生に見えるのに、驚くほど経営に詳しい圭太。興味が湧いた甘利は誘われるまま、彼と一夜を共にしてしまう。けれど何度抱き合っても、圭太はなぜか名前以外は教えてくれない…。恋と仕事のラブ・パワーゲーム。 (あらすじより)


企業の買収やら合併やらの激しい攻防の中、謎のケイタにはまる受。そのケイタが実は‥。みたいな。
内容が難しく、速読の範疇を超えてしまったためじっくり読んでしまった。緻密な戦略やらそいう経営戦略は分からないけど、作家さんが一生懸命判りやすく説明してくれようとしてるのは分かった。
その上で、素直になれない受けが不憫だ。昔の男がもっと絡んでくるのかと思ったけど、たまにチラチラするだけで特に何をするわけでもなし。最後に何か仕掛けてくるかと思っていたけどハッピーエンドに。
基本的にありがちでベタな切ない話は好きなのでコレは結構よかった。
感想としては『途中でおぼろげながらケイタの正体が分かっていくのだけど、それでも引き込まれていった。この方の書いた古い作品は叙情的なものがおおいのかなあ、と思っていたらこういうぱきっとしたものもあるのだなあ。この作家さんの本は読みやすくて好き。』


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