『ニューヨークは薔薇色に  ★☆☆☆☆ 危険度・高』ニューヨークはバラ色に (花丸文庫)
どっかの会長×借金青年(1億)


「返済できないなら、その身体俺に差し出せ」借金を抱えた両親のため、顔も知らない加瀬グループ会長への身売りを決意した空。ところが愛人生活に入る前最後の休暇に訪れたNYで、建吾と名乗る男に誘拐されてしまう!加瀬への恨みゆえ、その愛人である空を身も心も奪ってやるのだと情熱的に組み敷くこの男の真の狙いは…!?世界一ゴージャスな街で花開く最高のロマンティック・ラブ。


アンティーク商を営む両親がまがいモンを掴まされ、信頼をなくした上に1億の借金を負わされる。その肩代わりをする息子(受)に『一目ぼれしたから俺のものになれや借金はらっちゃるきに』とどっかの会長(攻)が言う、みたいな話。
身売りされる前に両親の信用を回復させてあげるため、本物をオークションで落とそうとニューヨークに旅立つが、そこで誘拐犯にさらわれちゃった大変どうしよう!でもその誘拐犯、超かっこいい上に紳士だしどうすんの俺!!みたいな。
こんな調子で進む。この作家さんはどうやら受けを苛めるのが大好きなようで意味もなくひどいことをしたがる傾向にあるような気がする。この人の本、まだあと5冊ある、頑張らないと。
感想としては『3人目の登場人物が出た時点でオチが分かりました、もうちょっとひねってほしかったなあ』です。
突っ込みはじめたらきりがないのでやめておくけど、かなり強引な話の持って行き方です。んなばかな!!

エロに関して、この方はすっごい頑張っていらっしゃるようですが感情移入など出来るレベルではない上に唐突でアレなため辛いものがあった。
そういうスタイルの方のようだ。


申し訳ないが、この作家さんはきつい。
文をすごい勢いで三点リーダで区切っちゃうのだ。

 「ッ……泣いている…のか、俺は…」 みたいな。
 「……胸が………痛い…」 みたいな。
読んでて気持ち悪くなってくるのは私だけだろか。