『ソムリエのくちづけ  ★★★★☆ 危険度・低』
青年実業家(36)×ソムリエ見習い(20)


一度飲んだワインの味は絶対忘れない―。天才的なテイスティング能力を持つ陽は、ソムリエを目指して修行中。そんな陽が働くフレンチレストランにある日、店のオーナーで大手輸入会社の社長・槌谷がやってきた。陽の才能を知った槌谷は、「君は天才ソムリエになれる。俺が君を世界のトップにしてやる」と宣言。傲岸不遜な槌谷の態度に、反発する陽だけど。(あらすじより)


一度飲んだワインは舌が記憶しちゃうらしい天涯孤独の天才ソムリエの卵、陽(20才*受)が自分の上司である槌谷社長(36才*攻)に才能を見込まれる。でもなぜか意地悪される話。でも本当は社長がヘタレなため気持ちがすれ違っちゃってたって言う。
年の差ですよ、攻めがヘタレっぽくてアレです。途中まで受けが不憫すぎてモヤモヤしてしまったのだけど、ちゃんとハッピーエンド。この作家さんの文章は気持ちいいので最後までスッと入ってきた。
受の先輩で世界一のソムリエって言うツンデレ眼鏡の方がとてもステキでした。そっちとくっついたらよかったのに!(えっ)
あと、この方の文章全般に言えることなのだけども、エロが過度でないのがナイス。
あまりひどいと胸焼けして読めないさ。
そういうのを求める方には肩透かしなんだろうけども、おいらにはこのくらいがベストでございます。

感想としては、ソムリエになるのって金かかるんだなあ、大変だな、と。



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