★★★☆☆  〔選択理由・タイトルに『愛』がつく物を読みたかったので〕愛の言葉を囁いて (CROSS NOVELS)作者: いとう由貴,東野海出版社/メーカー: 笠倉出版社発売日: 2008/08/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る ジェラルド様(春彦を一目で「お気に入り」認定)× 春彦(接待という名の拉致監禁)


  ■甘い度       ☆☆
  ■攻の宇宙人度  ☆☆☆☆  (言語ではなく、言葉が通じない人)
  ■受の理不尽度  ☆☆☆☆☆☆(とにかく気の毒な人)


「教えてやろう―男に愛されるすべてを」ハートリー・グループ総帥のジェラルドに見初められた春彦は、契約を結ぶ為に身体で接待をさせられることになる。半ば騙された形での拘束に春彦は抗うが、逆らう毎に繰り返される淫らなお仕置きに、心は次第に麻痺していく。人格を無視され、人形のように抱かれる日々。ジェラルドにとって自分は恋人でなく、所詮愛玩物でしかないことに戸惑いを抑えられなくなった春彦は脱走を試みるが―。(あらすじより)


地方に住む春彦くんが東京にある本社に上司に連れられて行ってみたら、そこにいたのは取引先の総帥・ジェラルド様だった!ちらっと見かけた春彦を子リスの様だと称していきなりお気に入り認定!取引したくば春彦を接待によこせとアラブ的なことを言い出して無理やり監禁です。
そしてすっかりお気に入りにしちゃったジェラルド様、取引を盾に春彦を拉致!勝手にアメリカに連れ帰っちゃうんですよ。
春彦の意思は全くとりいれられておりません。気の毒!!
春彦の扱いは高級ペット並みで、他人には彼を『お気に入りの生き物』と言い続けるジェラルド様。
春彦がちょっとでも逆らうと能面執事を従えてお仕置きですよ!!なんたる理不尽!!


途中でかわいそうになってちょっと泣いたけど、甘さがなあ…。
ジェラルド様のお名前が『アシュラフ』とかで舞台がニューヨークじゃなくて中東だったら、間違いなくこれは「アラブ物」ですよねw


それにしても、永久脱毛に吹いたwwwwwwwww
それが嫌で脱走する春彦が気の毒すぎるwwwwww

これは「甘辛い」じゃなくて「切な面白い」ですかね。永久脱毛がツボに入りすぎましたw