★★★★★  BLにするのはもったいないよDEADLOCK (キャラ文庫)作者: 英田サキ,高階佑出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2006/09/27メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (16件) を見る

 ディック(金髪碧眼の囚人)×ユウト(冤罪の元麻薬捜査官)  完成度・純粋にすげえと思う


同僚殺しの冤罪で、刑務所に収監された麻薬捜査官のユウト。監獄から出る手段はただひとつ、潜伏中のテロリストの正体を暴くこと―!!密命を帯びたユウトだが、端整な容貌と長身の持ち主でギャングも一目置く同房のディックは、クールな態度を崩さない。しかも「おまえは自分の容姿を自覚しろ」と突然キスされて…!?囚人たちの欲望が渦巻くデッドエンドLOVE(あらすじより)


初作家様です。この方の文章は単語がストレートで潔くてかっこいいね。新鮮!
シリーズ3冊あるうちようやく1冊読み終わりました。いつもなら斜め読みしてしまいそうなキャラ文庫ですが、背景がしっかりしてキャラも立っててどんどんと引き込まれていく。これは純粋に読み物としてすごいと思った。
ただ単にボーイズ・ラブという枠を超えちゃった作品だと思った。こういうのを実写とかで見たいなあと思ったりしたのだけど、出てくるのはケクイイ兄さんばかりではないので恐ろしい絵になりそうだからやっぱりやめた方がいいかもしれない。


潜伏するテロリストの首謀の正体、私の予想は見事に裏切られました。うお、こっちかよ!!みたいな。ついでに、ディックの正体も。もう一度読み返すときっと違う視点から見られていいかもとか思ってる時点で、自分的BLの定義から外れてるなあと思ってます。
とにかく続きを早く読まないと、でもじっくり頭の中で整理して読んでいきたいなと思います。彼らの明日はどっちだ!