『好きこそ恋の絶対(絶対シリーズ)』
 ★★★★★  大型犬度・ハスキー級』

 新米刑事(元白バイ)×横浜地裁検事(美形)


諏訪内真二は、白バイ隊から捜査課に人事異動され刑事となった25歳。配属されて最初の事件の担当検事は、先輩刑事たちから敵視されている高城幹弥だった。しかし事件を二人で調べるうち、真二は高城と親しくなりたいと思い休日を一緒に過ごすことに。やがて真二は、正義感溢れる高城に惹かれ始め…。新米刑事とエリート検事の恋は。(あらすじより) ]


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『好きこそ恋の絶対』『君こそ僕の絶対』『愛こそ明日の絶対』と続く絶対3部作です。
これ以上ない理想的な年下大型犬攻×これ以上ない理想的な美人受でした。これはいい!!
休日を二人で合わせて横浜の観光するシーン、ひったくりをバイクで追った諏訪内を心配してママチャリで全力で追いかけてきた高城。そして第一声。
このシーンだけでこの世界に引き込まれてしまった!
ちゃんと事件は起こり、それを抑えつつ愛をはぐくむ、みたいな。

「君こそ〜」で検事が家族にカミングアウトして大バトル、「愛こそ〜」では諏訪内が妹にカミングアウト。
それでもみな温かく(?)見守っている風でした。

高城検事がどっかの誰かさんに少々かぶっていましたが(あっちは二次創作)こっちのほうが素敵だ。とにかくストイックでかっこいいけどそれだけじゃなくて隠れ熱血なところも妙に潔いところも全部ツボです。
攻の大型ワンコ刑事もちゃんと仕事してる姿がとてもよかったです(礼儀正しく敬語ですよ)。いつか白バイで箱根駅伝先導できるといいねw


久々にスカッとするBLと当たりました、とりあえずネタばらしとかされないうちに一気に読んでいただきたい!!
そんなに冗長ではないので、いい感じにすっきり読めますぜ。

後、イラストの奈良様はやっぱり神だなあと思った。


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恋する絶対の法則 (幻冬舎ルチル文庫)
『恋する絶対の法則』 ★★★★★  ラブ度・高』
 弁護士(高城弟)×トラウマ高校生(通勤仲間)


29歳の新米弁護士・高城優弥は、高校生の宮路曹に痴漢と間違われたことをきっかけに、挨拶を交わす仲に。再び痴漢にあう曹を優弥は助けるが、犯人を見て曹は倒れてしまう。曹の父親から事情を聞いた優弥は、曹の力になりたいと思い、一緒の電車で通勤することに。曹もまた優弥に心を開き始める。一回りも違う曹への気持ちに戸惑う優弥は曹と距離を置こうとし…。 (あらすじより)


これは舞台を大阪に移しての番外編、高木検事の双子の弟、優也さんのお話。
あれだけ兄貴のホモを否定して暴言吐きまくりの弟でしたがこちらもなんかえらいことになっています。兄はクールビューティーで標準語(?)でしたが、こちらは大阪ということで優也が終始大阪弁おちゃらけです。だからか、とても人懐っこい柔らかい印象のお話になってました。
全体的にやさしい!ほのぼのティストです。私的には本編より好きだぜw
そういやお兄さんもちょっとだけ里帰りしてます。